焦らす女・恵さん
僕は恵とジョンに掃除機を返すところだった。僕のは2週間ほど前にぶっ壊れちゃってたし、修理したり新品を買ったりするお金はもったいないしね。特に 恵もジョンも良く知ってるってわけではない。二人ともこの複式住宅に3、4ヶ月くらい前に引っ越してきたばかりだったし、仕事のスケジュールとかそん なこんなで、2、3回、2、3秒間、郵便受けの前とか玄関先で二人に偶然会ったことがあっただけだ。
とにかく恵が玄関に出てきて、僕が掃除機を使わせてくれてありがとうと感謝すると、彼女は、リビングの階段下についてる掃除用具入れのクローゼットに しまって頂戴と言ったのだ。そこで僕は、掃除機を彼女の家に運びいれ、玄関から居間に通じる廊下を歩きながら、お上品に会話を楽しんだ。
クローゼットのドアの前には、セロファンの袋に包まれたドレスがぶら下がっていた。新品のようだった。
「これ新着のドレス? 大きなイベントでもあるのかな?」
「ええ、まあ、そんな感じの。ジョンが木曜に職場の人をディナーパーティに招くことになったのよ。私も新しいドレスが欲しかったし。でも、今はどうしようか迷っているの」
「また、どうして?」 僕は何も考えず尋ね返した。
「そうねえ、これを買ったとき、ちょっと浮気っぽい気分だったの。だけど、今は、この服、彼のボスや同僚の人たちの前で着るのは適切かどうか分からなくなってるのよ」
僕はジョンがこのドレスについてどう思ってるのだろうと考えていた。すると彼女も、僕の言葉には出さなかった疑問を察して、答えてくれたのだった。
「これ、昨日買ったばかりなの。だからジョンはまだ見ていないの。もっと言えば、ジョンは見ないと思うわ。だって、彼、木曜の夕方まで出張でいないもの。 しかも、その木曜の夕方に、彼が職場から会社の人たちを車に乗せて家まで連れてきて、お祝いのディナー・パーティを開くんだから。なんだか今週を締めくく る大きな取引の成功をお祝いしてとか・・・」
そこで彼女はちょっと間をおいて、また話し始めた。
「それに彼のボスってちょっと保守的なのよねぇ。・・・ちょっとお願いあるんだけど、聞いてくれる? ドレスを着たところを見て、どう思うか教えてくれない?」
「もちろん。いつでも喜んで、悩める乙女をお助けしますとも」 (訳注:原文は、Always glad to help a damsel in dis-dress. damsel in distressで「悩める乙女」を意味する。そのdistressをdis-dress「服を脱ぐこと」に変えての駄洒落。)
僕の駄洒落に彼女はうげえと声をあげ、僕も同じくうげえと言った。彼女は、ドアの上のレールに吊るされているハンガーを取った。
「掃除機を階段の下の戸棚にしまってくれる? すぐに着替えてくるから」
寝室のドアは、クローゼットの正反対の側にある。だが彼女はドアをほとんどすっかり締めてしまったので、何も見えなかった。もっとも、会話は続けていたけど。
「時々、そういうムードになってしまうのよね、私って。ちょっと、露出して見せたくなっちゃうの。いや、実際は、たくさん見せたくなっちゃうのって言うべきかしら。10代の頃の、私が醜いアヒルの子だった時代への反動だと思うんだけど」
「いや、その時代はとっくに過ぎてると思うよ」
ドア越しに、ほとんど叫んでると同じような大きな声で僕は返事した。見てみると分かると思うが、恵は身長165センチくらいで、肩までの長さの濃茶の 髪の毛で、なんと言っても、悩殺ボディーの持ち主なのである。可愛らしい人だというのは知っていたが、今日の彼女はTシャツとタイトなジーンズ姿で歩き 回ってて、彼女の胸がぶるんぶるんと跳ねるところとか、大型砂時計のような全体的プロポーションをしていることとかを知ったのは、今日が初めてと言ってよ かった。
「ありがとう。でもね、私、ちょっと浮気っぽいというか焦らし屋さんになってしまうんじゃないかって、自分のことが心配になっちゃうの。いや、実際、 ちょっとどころじゃないかもね。男の人の視線を集めるのが好きなの。大きくなって、体もできてきて、自分がそんなに醜い女じゃないって分かったら、ちょっ と 『この体、あんたも持ってるなら、見せてごらんよ!』 って態度を取るようになってしまったのね。だって、もう10年や20年経ったら、今のようなプ ロポーションじゃなくなると思うし。分かる?」
「ああ、言っている意味、分かるよ。僕も20年後を楽しみに待ってるんだ。ビール腹になって、ふわふわ毛のついたスリッパを履いて家の中をうろついてると思うんだけどね、僕自身」 これはジョークのつもり。
「アハハ・・・、でも、やっぱり、このドレス、ビジネスのディナー・パーティにはちょっと派手すぎかもしれないわ。お願いだから、本当に正直に意見を言ってくれると助かるわ」
「いいとも」
恵がドアから出てきた。そして、彼女が言っていたことは冗談ではなかった。ミニドレス。本当にミニだ。多分、脚の付け根の股間からたった10センチ程 度のところまでの裾丈。生地は肌に密着タイトで、胸までぴっちりと体を包んでいる。しかも薄地のサテンか何かそんな生地。だけど、バストラインのところで その生地は終わっていて、その後はコットンの胴着に変わり、胸をきゅっと前に突き出すように抑えている。ちょっとスイスのミス・スキーヤーが着ている ファッションを思わせる感じ。その二つの生地と彼女の美しい乳房が織り成す効果は、控え目に言っても、どこに視線を向けても刺激的で、目がくるくる回りそ うなものだった。何よりかにより、あのコットン・ブラの部分が、すごい。ざっくりと切れ込んでいて、むっちりと盛り上がってくる乳房のふもとの谷間を見せ 付け、しかも、彼女が息を吸ったり吐いたりするたびに、そこが揺れ動いている。
「わーお!」
やっと言葉が出た。大丈夫だ。言語が使えなくなったわけではなかった。それまで舌が喉奥に絡まっていたのだ。こんな美人を見つめながら、ウイットに富んだ 会話をするなんて、僕にとっては得意なことでは決してない。いや、もっと言えば、僕はとてもシャイなのだ。だからこそ、僕がこれまで、じき隣に住むこの女 神をあまりしっかりと見てこなかったことにも説明がつく。
「わーお!」
もう一度同じことを言っていた。
「わーおって、褒め言葉なのよね? ありがとうって言うべきね。でも、どう思う? ビジネス・パーティにはちょっと派手すぎ?」
「正直言えば、僕なら、ボーダーライン上だと言うかな。ちょっとやり過ぎかもしれないし、そうでないかも。ジョンならどう思うと思う?」
恵の返事は素早かった。しかも躊躇なしの返事。
「ジョンなら、大丈夫だと思うはずよ。彼、私を見せびらかすのが好きなんだもの。ジョンは、私との関係は絶対大丈夫だと思ってるし、それは私も同じ。素晴 らしい夫婦生活を送ってるのよ。私、彼との関係を損なうようなことは絶対にしないつもり。つまり、他の男の人に抱かれるとかそういうことね。それに、ジョ ンは、私が男の人を焦らすのがとてつもなく上手い***知ってるの。特に、私が、その気になって焦らしにかかった場合、すごいことになるってね」
「そうなの・・・じゃあ、何が問題なんだろう?」
僕は思った疑問を口にした。
「いくつかあるの。例えば、ジョンの上役の人は私よりずっと背が高いの。あなたよりも高いわ。ちょっと、そこの階段を上がってみて?」
僕は階段を1段上がった。
「そこから、見てみて!」
恵は、そう言うと、くるりと僕に後を見せ、それから、また、振り返って見せた。僕が彼女のドレスを見下ろす形になる。
「私が言ってる意味が分かった? 見えすぎちゃうことになるかどうか、分からないけど、上役の人に悪い印象を与えたくないのよ」
恵はそこで一度、言葉を止めた。僕はごくりと生唾を飲んで見ていた。
「どこまで見えてる?」
「あ、ああ・・・、いくらか・・・っていうか・・・」
「やーだ、お願いだから、正直に言ってよ、う~ん、お願い。ただの胸なんだけどね。女なら誰でも持ってるもの。秘宝品とかそういったものじゃないし」
いや、あんたのは秘宝品だよ。
「これ、おっぱいって呼んだ方がいい? 男の人同士の時にはおっぱいって言うんでしょう? 私もおっぱいって言うことにするわ。ねえ、私のおっぱい、どこまで見えてる?」
ちょっと気まずい沈黙があった。当然だ。だが、僕は勇気を振り絞る。
「そうだなあ。強いて言えば、だいたい半分まで見えてるよ。半分までだね。だいたい。すごい眺めだ。そいつは正直に認めるよ。でも、上役の人に上から見下ろされないように注意したら、そんなに心配する必要もないと思うけど。違うかな?」
僕が話している間、彼女はずっとその場に立ったまま。僕が彼女のブラウスの中、熟れたメロンを見つめるがままにさせていた。ああ、神様! この地球に、こんな仕事がどこかにありませんか?
「ええ、多分そうよね。でもそれだけじゃないのよ。こっちに来て、座って」
彼女はリビングの木製の椅子に僕を連れて行った。実際は、背もたれがついたスツールと言った方がいい椅子かもしれない。ともかく腰を降ろした。
「例えば、私がオードブルを運んできたとするわよ・・・」
彼女は雑誌を取って、オードブルを運ぶトレーのように持って見せた。それから腰を曲げて上半身を傾ける。僕の目の前でだ。カナペーを僕に手渡すようなフリをして見せる。
「これ、皆様のお口に合うといいのですが・・・」
上半身を傾けたものだから、ブラウスの前のところが下方に大きく膨らみ、彼女のたっぷりとした乳房が垂れ下がるのがほとんどすっかり丸見えだ。僕の目は、その魅力的な光景にすっかり釘付け。ただただじっと見つめるばかり。しばらくして彼女の声が聞こえた。
「あのお? もしもし? ちゃんと私の言うこと聞こえてますかあ?」
やっとの思いで僕は彼女のブラウスから目を離し、彼女の顔を見上げた。にっこり微笑んで僕を見ている。
「ねえ、だから言ったでしょう? 私って焦らすのが好きなの。でも、あまりあからさまになるとか、そういう風にしたいつもりはまったくないのよ。ただ、この格好が、なんと言うか、行き過ぎかどうか、それを知りたいだけなんだから」
そう言いながら恵はさらに上半身を前に倒してくる。ドレスの胸元のカットがゆったりと、大きな乳房と一緒に垂れて見えてる。もう何と言っていいか、実 質上、僕にはすべてが見えている感じ。いや、もちろん、さくらんぼのような乳首はまだ隠れていて見えていないんだけども。僕の目は泳ぎまくって、結局、彼 女の胸元に降りて行き、そこをじっと見つめる形になっていた。話しはしてても、視線は釘付け。
「まあ、なんだろうなあ、もうちょっと気をつけた方がいいかも知れないよ。その、前屈みになるときとか。というのも、いま僕には君の・・・ああ、分からないかなあ、あの・・・谷間、そう胸の谷間がたっぷり見えている状態なんだもん」
「谷間・・・今は谷間以上のものが見えてると思っていたんだけど。まあいいわ。でも、私、いつも、それって変な言葉だなあって思っていたの。どこからどこ までが『谷間』でどこからおっぱいが始るのかなあって。どうしてみんな、そういう婉曲語法を使うの? 私ならちゃんとおっぱいはおっぱいって言うわ。あな たはどう? ともかく谷間って言葉で、あなたはおっぱいを意味していたのよね。おっぱいって言葉を使わなかった理由って何かあるの?」
そんなことを言われても、僕の視線は彼女の女性美の展覧窓の中に留めたまま。
「それとも『乳房』とか『お乳』って言うのが好き? 『パイオツ』? 『ボイン』ってのは?」
恵はくすくす笑った。
彼女の言う通りであった。ともあれ、このゴージャスな生き物の前に座って、そのドレスの中をじっと見ながら、彼女のおっぱいについて話しをするのはマズイ状況だ。この状況を何とか変えなければと僕は意志を固めた。
「オーケー。ああ、そうだよ。君の、その、お、おっぱい・・・お、おっぱいの大半が見えてしまっているから注意した方がいいよ。もっと言わせてもらえれ ば、すごく綺麗なおっぱいがね。こんな素晴らしいおっぱいはここんとこしばらく見ていなかったような気がする。いいかな? ほら、僕はちゃんと言ったから ね、おっぱいって」
「うふふ・・・まあ、私、あなたを恥ずかしい目にあわせてしまったみたい。ごめんなさい。私ってやっぱり焦らしてしまう女なの。でも、本当に知りたいと思ってたことなのよ。教えてくれてありがとう」
「それに、そのパーティの時には、言葉に注意した方がいいかもしれないよ。さっき言った言葉、『これ、皆様のお口に合うといいのですが?』 といった言 葉。あれは変な意味に取られてしまうかもしれない。『私、何かお出しいたしますわね』とかがいいかも。あ、いや、だめだ。それもマズイ。そうだなあ。『さ あどうぞ、これは私の自慢の物ですの』とか。うう・・ああ・・まあ、分かると思うけど、変な印象を与えない何か他の言い方を・・・」
「そうね。その通りだわ。じゃあ、スナックを差し出しながら、『今が食べ頃、美味しく食べて!』と言うことにするわ!」
僕も彼女もどっと吹き出してしまった。僕は、ようやく、このゲームに乗ったと言うべきか。確かに、僕は乗りは遅いよ。でも、いったん乗ったら、それなりに楽しめるかもしれない。
恵はやっと上半身を起こしてくれた。助かった。もちろん言うまでもないことだが、僕はすでに体が起き上がっていた。なんと言うか、脚の間の一部だけだけど。
恵は体を起こしながら、また別のことを言い始めた。
「このドレスにはもう1つ心配なところがあるのよねえ」
彼女はちょっと横向きになって、片方の脚を曲げて、膝を突き出した。
「パンティ・ラインなの。ちょっと見てみて? ここのしわ。パンティの線が見えるでしょう? このドレス、体にぴったりまとわりつく感じだから、これが問題なのよ」
「ドレスを買ったときに気づかなかったのかい?」
「いいえ。だって、あの日はパンティを履いていなかったから」
僕は息が詰まりそうになった。
「いつも履いてないの。でも、もちろん、靴を試着するとかそういう時は別。だけど、そういう時でも、時々履いていくのを忘れちゃうときがあるの。でも、そ の代わり、靴屋さんでは面白い時間を過すことができるわ。たいてい、店員さんたち、私に20足から30足は試着させようとするわね!・・・でも、今はこの ドレス。これを着ると、パンティがどんな風に見えちゃうか正直分からないのよ。でもラインが見えちゃったら、すべてが台無しになっちゃうのは確かよねぇ? 醜いわ」
僕は速攻で返事した。
「醜いってのは適切な言葉とは思わないよ、正直言って。もっと言えば、パンティ・ラインがあろうがなかろうが、そのドレスを着て姿全体がとってもいいと思う」
恵は僕に左を向いて暖炉の方を見ているように言った。僕は言われた通りにする。元に戻っていいわよ、の声に振り向くと、ソファの背もたれに彼女のパンティが掛かっていた。彼女は僕の真ん前に立っていた。脚を15センチくらい広げて。
「どう? 正直に言って? こっちの方がよく見えない?」
僕の頭は、ソファの上のパンティの方へ向き、次にそのパンティが1分弱前まであった場所へ向き、そしてまた元の位置へ向き直った。確かに、ドレスは、彼女 のほっそりとした脚が胴体につながっている素敵な場所を覆っている。だがだ。その部分と僕の視線との間には、薄くてさわさわと体にまとわりつく布切れ一枚 しかないのだ。それを知っている以上、強烈な刺激を感じない男はいないと思う。目から熱線を出して生地に穴を開けようとした。だが、やっぱり、無理か。で も、恵がどういう動きをするかによって、ひょっとして、生地の下にある彼女のヘアの輪郭というか、そのヒントというか、それを見る機会があるかもしれ ない。
「ああ、確かに、正直、こっちの方がいい。いや、マジで。いや、ほんとに、マジ、正直、率直に言って」
僕は言葉を発音するのがますますぎこちなくなっていた。それに僕の身体の他の部分も、同じくぎこちなくなっていた。ぎこちなくなる病気にかかってしまったらしい。
恵はパンティを取り上げた。
「これ、見てみて」
もう、その気になったら羽根一本で僕を吹っ飛ばせるだろう。一体どこまで進むことになるんだ? だが、彼女が夫のことについて言っていた言葉を思い出す。 ものすごく愛し合っているとか、夫との夫婦仲を壊すようなことは絶対にしないとか。まあ、いいよ、それならオーケーだ。確かに、このゲーム、楽しい遊びだ と思えば、それなりに楽しめるしね。あ、だが、旦那さんが今度の火曜日まで出張中だとも言っていたじゃないか。だとすると・・・
とにかく、彼女はパンティを掲げて見せていた。
「これってペアになっていたものの片方なのよ。すっごく可愛いの。もう一方のも見てみたい?」
僕は躊躇わずに頷いた。恵は寝室に行き、包装紙に包まれたパッケージを持ってすぐに出てきた。
「それ、多分、ブラなんでしょ?」
「いえいえ、違います。ペアのセットなの。彼と彼女のためのペア。すっごく可愛かったので、買わずにはいられなかったのよ。これが男性用。いいから、開けちゃって。彼は多分それ履かないと思うし」
僕はプラスチックの包装紙を指で破いた。
「どうしてご主人は履かないの?」
「彼ってブリーフしか履かないの。でもそれはボクサータイプなのよ。でも、『彼氏と彼女のおそろい』ってところがすごく気にいちゃったし、可愛いなと思って、どうしても買ってしまったの。ねえ、どう思う?」
「まあ、僕はボクサーも履くよ。偏見がないんだ」
そう言って話しをしようとした。だが、先の言葉を言う前に、彼女は甲高い声を上げて、僕の話しを遮る。
「うっそー。ホント? それは良かった。ねえねえ、ちょっと大変かもしれないけどお願いがあるの。ほんとに厚かましいお願いかもしれないんだけど。このパ ンツのモデルになってくれない? 私のために。そうしてくれたら、もしかして、ジョンに履かせるためのヒントが思いつくかもしれないから」
なんだか、口実としてもっと上手い持って行き方はないのかなと、正直思った。だが、でもいいさ。俺も男だ。反論なんかするまい。
「ああ、いいよ。分かった。そうかも」
僕は立ち上がってベルトに手をかけた。
「きゃあ! お願いだから、ここではやめてよ! 寝室に行って着替えてから、戻ってきてください」
「おっと、ごめん」
恵の夫婦仲が一番大事って話しは、僕が期待していた以上に、本当のことらしい。まあいいか。ともかく彼女に調子を合わせることにしよう。
僕は寝室に入り、ズボンと下着を降ろした。半立ちながらもペニスが飛び出した。僕はボクサー・パンツに履き変え、少しでも勃起が収まるようにと最大限の努力を払った。何秒か頑張ったおかげで、小さなテントが張ってる程度にまで鎮めることができた。これなら何とか安心だ。
「ねえ、こっちに戻ってくるんでしょう?」
彼女の声が聞こえた。ドアの向こうにも届く位に大きな声を出して訊いてる。
「準備ができたと言っていいのかどうか・・・」
僕はそう言って、壁の角を曲がって彼女の前に行った。恵は真っ先にパンツに視線を向けた。まるでロケット砲で狙う感じだ。そして、一目見るなり、笑い出す。
「ハハハ、素敵! ほんとに素敵!」
これだけは正直言いたいのだが、このパンツ、絶対に変なのだ。前にはでかでかと大きな赤いハートが描かれているのだ。うかつだったよ。このデザイン、畳まれて包装紙に包まれていた時には見えなかったので仕方ないが。
「いや、なんと言ったらいいか、これちょっと変だと思うよ、僕は」
「えー? どうして? 意味が分からないの? 見えるでしょ? ハートの上に『彼女の』ってあるじゃない? her heart-onよ!」 (訳注:heart-onは発音の仕方でhard-onに聞こえる。hard-onは「勃起」の意味。つまり「彼女のための勃 起」)
正直言って、大きなハートの上に小さくherと刺繍してあるのを僕は見逃していた。こんなの見えないよ。恵は、その文字のところを指を1本だして突い た。僕のアレっていうか社会の窓の7センチくらい離れたところ。いや、実際には突いていない。ただパンツの上の文字のところを指差しているだけだった。
「ほら、こっちも見て!」
彼女は嬉しそうにパンティを掲げて見せた。今度は僕にも小さな刺繍があるのが見えた。ネコの絵のところに『彼氏の』って言葉がある。僕は鼻にしわを寄せてしかめ面をした。ちなみにネコの位置は恥丘のところ。
「彼氏の子猫ちゃん。His pussyってわけ。分かるでしょう? これってすごいと思うのよね! 彼女のもっこリ君、彼氏のプッシーちゃん! どうしても買いたくなったわけ分かるでしょう?」
僕は、無意識的に溜息をついていた。
「ああ、まあ、確かに。分かるよ。すごく面白いよ」
一体これからどうなるんだ?
「もちろん、あなたのっていつもそんな風になってるわけじゃないわよね。ほら、その中の固くなってるっていうか何と言うか、そこのところ」
え? 僕は赤くなっていた。かっーと顔に血が上る。
「いいの、いいのよ。ほんとに。私も、もちろん、固くなってるの見たことないってわけじゃないし。でも、それ元通りに直してあげる***できるわ」
「というと?」
「まあ、そのままちょっとしばらく待っていればいいの。少しだけ時間をかけてじっとしてれば、それ、元通りに落ち着くんじゃない?」
と、そこまで言って彼女はちょっと躊躇いがちに言った。
「それとも・・・」
「それとも?」
「それとも、そこにいるクネクネ君を新聞紙か何かで丸めて包んじゃうとか。そうすれば、私も、少なくとも、あなたがパンツの生地を破ってしまうんじゃないかって心配しなくて済むし」
「うえぇ・・・」
僕は知らず知らずのうちに腰を引いてへっぴり腰の姿勢になっていた。
「なにか他の方法もあるんじゃないかって思ったりもするんだけど・・・」
言葉の最後の方は聞こえるか聞こえないかの声になっていた。
「だめだめ。ルールを思い出して。焦らしやいちゃつきはオーケー。でも、私の結婚生活に影響がでそうなことはしたくないの。忘れてないでしょう?」
「はい、はい。ええその通り。まったくもってその通り」
いや僕の考えていたことは違うんだけどね。それにしても、何てことだ。彼女、きっちりルールを立てていたわけだし、僕も正直、このゲームを楽しんできている。変なことをしてゲームを台無しにしてしまう理由もなさそうだ。
「というわけで、もう何分か待っていましょう? そうすれば、そのパンツが、テントなしだとどんな風に見えるか分かるもの」
彼女はそう言ってにっこり微笑んだ。僕も微笑み返した。いいよ、分かったよ。で、次はどんな手で責めて来るんだ?
「そこに座って」
恵は、背もたれが固い小さな椅子を指差し、そこに座るように指図した。だけど、腰を降ろしたからといって、僕の状態が見えなくなるわけじゃ全然ない。
「ちょっとだけ、そうしてじっと待っていれば、そのもっこりさんも静まるはずよ。絶対ね。そうしたら、また、私のためにそのパンツのモデルになってもらえるわよね」
「いや、なんとなく、かなり長いこと待っていないとダメかもしれないよ」
そう言って、僕は彼女を見ながらぎこちなく狭い椅子にちょこんと座った。すると彼女は僕の直前にやってきて、視線を僕の股間に落とした。いやマジで、これじゃあ、かなり長時間かかりそうだよ。
彼女は、僕と対面する形で、両腕を後ろに組んで真ん前に立った。正確には、胸を突き出すって形ではなかったけど、どの道、その姿勢の僕にもたらす効果はほ とんど同じ。彼女は後ろに組んだ手にパンティを持っていた。小さくたたんでお尻の後ろ辺りに持っている。彼女は、それを突然、落としてしまった。
「あら、落としちゃった!」
そう言うなり、彼女はくるりと後ろを向き、落としたパンティを拾うために前屈みになった。ご丁寧にも、腰のところで半身を折る形だ。両膝はぴったりくっつ けたまま。当然、彼女が前屈みになるのにあわせて、ドレスの裾が捲れ上がり、花びら満開の彼女の女性自身が僕の目の前にいきなり飛び出してきた。
「おああおおああ!」
「え、なに?」
「あのね。ミニスカートを着ていて、しかもパンティを履いていないときは、人の前で前屈みになるときは注意した方がいいと思うよ。例のパーティでは、っていう意味だけど」
「えぇ? どうして?」 恵はあどけない声で訊いた。「何か見てはいけないものが、見えていたの?」
彼女は、前屈みの姿勢から直立の姿勢に戻ったが、じれったいほど実にゆっくりとした動きでそうした。依然として僕に後ろを見せたまま。まったく、何てお尻なんだ!
「え、ああ。まあ・・・なんと言うか、君の・・・分かると思うけど・・・君のアレが見えていたんだけど・・・」
「ほらほら、また始った!・・・はっきり言って。・・・でも、まさか、私のおまんこが見えてたなんて言わないでね。ああん、すごく恥ずかしいわ」
言うまでもなく、先までの僕の状態を「硬くなっている」と言うなら、今の状態は、僕のペニスを使ってコンクリートに釘を打ち付ける***できるほどと言っ てもいいだろう。彼女があからさまに自分のアソコのことについて言葉に出すのを聞いて、僕は危うく、まさにその場で、出しちゃいそうになっていた。まるで エッチで濃厚な白日夢を見ているようなものだ。違うのは、僕は両目をしっかり開けていたことと、この出来事のあらゆる一こまをしっかり記憶していること。
「オーケー、分かった、おまんこだ。君の、その、お、おまんこがちょっと見えるんだよ」
僕はまだこのムチムチ・ボディの隣人と彼女のアソコについてあからさまに話しをすることに完全には慣れていない。だが、ローマに行けば何とかだし、郷に入れば何とかだ。僕がいつも言ってることじゃないか。
「どのくらい見えてるの?」
「そうだな、どういう風に言ってよいか分からないが・・・」
恵はまた前屈みになり始めた。「それじゃあ、このくらい傾くと、どのくらい見える?」
彼女はだいたい20度位傾いた。
「そんなには。いや実際、何も見えないよ。見えるほどドレスが捲りあがっていないから」
これは嘘。でも、ひどい嘘ってわけでもない。かろうじてヘアがちょっと、下の唇の先っちょの辺りがちょっとだけ見えていた。だけど、会話を続けるには、充分正直な意見と言えた。
「それじゃ、今は?」
彼女はさらに前屈みになった。上半身を床と平行させた、横向きにしたLの文字のような姿勢。もし僕が反対側にいたら、彼女のブラウスの中の胸が見えていたことだろう。こちら側からの眺めも、向こう側からと少なくとも同じくらい楽しい眺めだ。
「ああ、見えてきた。うん。きたきた。見えてるよ。可愛いきれいなおまんこだね」
僕は、あそこのことをあからさまに言っても動揺しなくなってきていた。
「唇のところも、もうすぐ全部見えそうだなぁ」
これも嘘。もうすっかり完璧に陰唇は見えていた。ちょっと全体が膨らんでいるような感じ。ひょっとすると、彼女も僕と同じ血流反応をしているのかも。そうだと嬉しいのだが。
「それじゃあ、もし床に落ちてるコインを拾おうと前屈みなったら? こんな風に・・・」
彼女は完全に前屈みになった。
「全部見えてるんじゃない? もちろん、これはビジネスのディナーの場では良いことじゃないわよね、多分・・・」
彼女はそのままの姿勢を保ち、僕の目を喜ばせてくれた。
「本当に助かるわ。どうもありがとう。大感謝よ」
「いや、そんなのいいよ。助け合わないで、どうして隣人と言えるかって」
僕は慇懃に受け答えた。彼女はまだ腰を折ったまま。僕は当然、眺めを記憶に焼き付ける。
彼女がゆっくりと体を起こしたのを受けて僕は言った。
「ちょっといいことを思いついた。助けになるかもしれないよ。ちょっと向きを変えてくれる?」
恵はまっすぐに立って、僕のほうを向いた。僕は両手で彼女のドレスの裾をつまんで、ちょっとだけ下へ引っ張った。
「裾がほんのちょっとだけ長ければ、何も問題はなくなると思うんだけどなあ」
僕はもちろん軽い冗談のつもりでいたし、それは彼女も同じだった。だが彼女は、冗談と知りつつも、僕に付き合った。
「まあ、そうかもねえ。でも、そうなると、別のところで心配がでてきちゃうわ。裾を下げると、トップも少し下がっちゃうわけだし。ほら、見てみて? もし、何か偶然に両腕をこんな風に前で組んだりしたら、どうなると思う?・・・」
彼女は、胸の下のところで両腕で自分を抱きしめるように組んで見せた。そして、その組んだ腕をじりじりとせり上げる。その効果は電撃的だった。彼女の胸 が、ドレスの中からムクムクと盛り上がってくる。ミルク色の肉丘が、満月を2つに割ったように2つ盛り上がってくる。ちょっとだけだが、乳首の周りの色が 変わるところも見えていた。その色も濃さを増してきてるようだったし、固くなってきているよう。
「ねえ、見える? これでも、やっぱりダメだわよね」
彼女はそこでちょっと間を置いた。
「あら、私って、いますごい焦らしをやっちゃってる?」
「ああ、そうだね。って、そうやって両脇から押して胸を迫り出させたら、ちょっとまずいことになるって点だけどね。それに、すごい焦らしをしてるって点に 関しては、その通り。だけど、もっと悪いことがあると思うよ。まあとにかく、ただ注意して、そういう風に胸の前で腕を組んだりしなければ、ドレスの裾のこ とについてあまり心配しなくてもよくなると思うよ」
「分かったわ。じゃあ、今度は前よりましかどうか言ってね」
彼女はそう言って、また後ろ向きになり、前かがみになり始めた。だが効果は前と変わらない。もっとも、今回は、彼女は脚を15センチほど開いて立っている。腰が90度まで曲がった時、やっぱり僕には彼女のあそこが完璧に見えていた。
「ああ、やっぱり君が言ってい通りのようだよ。まだ、君のおまんこが見える。すぐそこ、僕の目の前だ。君のおまんこがじっと僕の方を見つめているよ。だから、そのまま体を傾けて、床のコインを拾ったりなんかしたら・・・」
そう言ってる目の前で、恵は何も考えずに、そのまま体を傾け、僕に100%丸見えにした。
「やっぱり、言った通り。もう、全部見える。文字通り、何もかも見えている。言わせてもらえれば、実に素晴らしい姿の割れ目だ」 ひゅーっ! なんておまんこだ!
恵は突然体を起こし、僕の方に向き直った。
「オーケー! じゃあ、パンツ見せて! もう、何分か経ったもの。勃起状態なしで、どんな風に見えるか私に見せて!」
「ええーっ!! そんなクレージーなこと言わないでくれよ! 今の何分かの後で僕のアレが小さくなってるとマジで思ってるのかい? 何かアブナイけむりとか吸っていないかい?」
「え? だって、あなた約束したじゃないの! ダメよ。さあ、立って!」
僕は言われた通りに立ち上がった。以前の僕は、ボクサー・パンツの前にキャンプ・テントができていたわけだが、今や、世界最大のサーカス団が中に入り込んで一大テントを建てていた。
「ひゅうーっ。くくくっ。上手くいかなかったようね。それにしても、まあ、ほんと、すごい勃起。ちょっと注意してね。じゃないと、あなた、本当に夫のパンツを破っちゃいそうだわ」
「ごめん」
「じゃあ、外に出して。そうすれば圧力がなくなるから」
「ただ、外に出すだけ?」
「ええ。少なくとも、そうすれば、あなたの大切なお友達が、そこの中で、へし折れちゃったりしてないかって心配せずにすむから」
「ひょっとして、何か手伝ってあげたいって思わない?」 僕は正直に頼んでみた。
「あらあら? ルールは知ってるはずよ。とにかく、あなたは、始めるべきじゃなかったことを始めようとしてるようね」
俺が? はあ?
「私に、その中の、よだれを垂らしそうになってる坊やを握らせようとしているでしょう? それをしたらどんなことに行き着くかは、分からないけど。ダメダメ! 自分でして」
「オーケー、オーケー」
僕は立ち上がった。そしてちょっと腰を突き出したりくねらせたりして、何とか、ペニスの位置を変え、いつでもトランクスの前開きから出せるようにした。だ が、まさしく滑稽としか言いようのない格好でいた。上半身はまっすぐ立たせているのだが、股間だけは後ろに引く形。ともかくこの格好になってれば、固く なった棒も引き下げたままにしていられる。
「ねえ、ねえ、ごまかすのはナシにして。恥ずかしがる理由なんてないのよ。私が男性のおちんちんを見たことがないと思っているの? 神様に誓って言うけ ど、私はあなたのおちんちんには興味がないんだから。ただ、そのパンツが、中から何かが出っ張っている形になっていない場合、どんな風に見えるのかなあっ て、知りたいのはそれだけなの」
ハイ、ハイ。確かにね。
僕は腰を少しだけ自然な形に戻した。前開きから頭のところだけが顔を出す。恵の目は、まるで磁石に引き付けられる金属のように、そこに引き寄せられた。僕が腰をまっすぐにしていくのにあわせて、ペニスが徐々に前に出て行く。2センチくらいずつ姿を現していく。
「まあ、いいわね。その方がずっといいわ・・・見てみて! パンツが本当にぴったりと合ってる。ほとんど手袋のように、うまく包んでるわ」
「まあ、本当に手袋のようだったら、前のところに指を1本入れるのがくっついていると、僕も暖かいんだけど」
彼女も僕も笑った。
「いや、ただの冗談だよ」
「ちょっとごめんなさいね」
彼女はそう言って、パンツを調べるためなのか、僕の前に身を屈めた。両手をパンツの生地にさわさわと這わせ、しわを伸ばした。それから前面の生地を左右の 手で握り、軽く下の方へ、それと共に後ろの方へと引っ張った。そのため、前開きの中から、僕の玉袋まで飛び出してしまった。
「うーん、完璧! ほら、すごく滑らかにパンツがフィットしてるわよ!」
彼女はそう言いながら、優しい手つきでパンツの生地をさわさわと擦った。僕自身には一度も触れないでやってのけるところがすごい。僕の陰毛の上のところの生地を擦り、しわを伸ばす。次には、僕の睾丸の下、脚の間のところも擦り、しわを伸ばす。
「それに、見てみて! このセットが一緒になると、ものすごく可愛いわよ!」
恵はそう言って、僕の目の前に彼女のパンティを掲げて見せた。左右を持って、広げて見せてる。しかも、その後、そのパンティを前に掲げたまま、僕が履 いている、それにマッチしたパンツへと近づけてきた。僕のペニスは完全勃起でビクンビクン言ってるわけだが、そいつに彼女のパンティがさらさらとハケでな ぞるように触れてくる。
さらには、パンティをパンツに合わせて押しつけてきた。まるで、色のコーディネーションとかそういった点を検討しているようにして見ている。もう、この瞬 間に発射してしまうのではないかと思ったが、それでも何とか堪えた。彼女は、パンティを上下に動かし、さらには前後にも動かして、さわさわと僕のペニスを さすり続けた。ああ、何と甘美な拷問なんだ。
「ああ、気持ちいい」
僕は思わず声をあげてしまった。それを聞いて、彼女はハッとし、まるで今ようやく気づいたようなフリをした。
「あらまあ! ちょっと行き過ぎるところだったわね。この焦らしっこってちょっとハードだわ」
「他にもハードになってるところがあるんだけどね」
「私が言った意味は分かるでしょう? 難しいってこと。でも、ちゃんと一線はあるんですからね」
「その一線を越えちゃうってのは?」
その言葉を言った僕の声の調子に含まれていたフラストレーションのニュアンスは、コップ一杯どころじゃなかっただろう。
「バカなこと言わないの。私はいつもちゃんと自分をコントロールしているの。だって、ほら!」
彼女はそう言って僕を後ろに押した。僕はよろめくようにして、後ろの背もたれが高い椅子に座り込んだ。
そして彼女は僕に近寄ってきた。左右の両脚を、僕のそれぞれの脚の外側に置いてまたがり、僕の膝の上に腰を降ろして対面する。僕の前、10センチも離れて いないんじゃないか。それに彼女のあの情熱的な局部が僕の脈打つペニスの真ん前に来ている。彼女は、椅子の背もたれの左右についている直立した支柱を握 り、身体を支えた。
「見える?」
見えてるかどうか、完全に自信を持っているわけではなさそうな言い方だった。
「この家では、起きてはいけないことは何も起きないの。私はいつでも好きなときに止めることができる。それは、何も大きなことじゃなくて、すごくチョロイこと」
「いや、マジで言うけど、大きなことだよ。しかも、ますます大きくなってる」
「あら、本当ね・・・でも、それがちょっとでももっと大きくなったら、頭のところが私に突き刺さってしまうわよ」
「今は、それにかなり近いと思うけど」
「ほんとう? ちょっと、見せて?」
彼女はそう言って、首を前に傾け、下を見た。だが、彼女が身体を前に傾けるに連れて、今度はドレスのトップが再びゆったりと前開きに垂れ下がる。つい数分前に見た、あの美しい胸の双丘が、またもや僕の目の前に。
「あっあー! おっぱい注意報発令! おっぱい注意報発令!」
「まあ!・・・警告、ありがとう。ほんと、下と上のことを何も考えずにいちゃダメっていうのは本当だわ」
彼女は、今度は両手を背もたれから離し、自分自身を抱きしめるように、体の前で腕を組んだ。胸が両脇からせり上がってくる。Cカップかなあ、多分。またも や、左右の乳首の上のところが透き通った生地の中、浮き上がって見えてきた。しかも、彼女は突然、胸を軽くぎゅっと締め、同時にちょっと腰を跳ねたのであ る。ドレスの中から、乳房が完全に飛び出してしまった。
「あっあー! 重大なおっぱい警報発令!」
「あら、大変! すっごく恥ずかしい。でも、多分、こうしたら・・・」
そう言って恵は爪先立ちになった。
「ええ、やっぱり、これならいいかも。これからは爪先立ちになっていなくちゃいけないのね」
確かに乳房は僕の目の前から離れたが、彼女はこの姿勢になるとき5センチほど腰を前に突き出したのである。彼女の可愛いあそこが勃起した僕のペニスの下の 側面を擦り上げた。濡れたあそこがペニスの根元を擦り上げ、ヌルヌルとした感じが分かった。今や恵も息遣いが荒くなっていた。
「ああん・・・ダメだわ。・・・これでもうまく行かない。で、でも、・・・身体を揺らせば服の中に戻せるかも知れないわね。・・・ねえ、手伝ってくれ る?・・・私を服の中に戻してくれない? 今、こんな風に爪先立ちになってるでしょう? ・・・それにこんな感じで身体を傾けてるから、ちょっとバランス を崩しそうなのよ」
もちろん、彼女がこの状況から脱するのは簡単で、椅子にぶら下がるような姿勢はやめて、ただ立てばいいのだ。ではあるが、多分、体を上下に動かしてクリトリスを僕のシャフトの根元に擦り付けていたために、思考が邪魔されていたんだろう。
「え、どういう意味? 君を服の中に戻すって?」 僕は知らないふりをして訊いた。
「分かるでしょう? 私のドレスを元どうりにすること。あなたの両手は開いてるわ。私の手は塞がってるの。バランスを取るのに精一杯なんだから」
「つまり、君のおっぱいを服の中に戻せってこと? もしそうなら、ちゃんと言ってくれなきゃ。恥ずかしがってはダメだよ。どういうこと? 僕に『おっぱい』って言うのが怖いのかな?」
やった! とうとう形勢逆転したぞ。
「ええ、そうよ!・・・ん、もう! ・・・お願いだから、おっぱいをドレスの中に戻して。ああ、すっごく恥ずかしい。・・・良く知ってるわけでもない人とこんな格好で椅子に座って、しかも、あなたの顔のところでおっぱいを揺さぶってるなんて!」
「いや、顔には来てなかったよ。おっぱいが顔に来てたら、僕も気づくもの」
「実質、あなたの顔のところに来てたも同然よ。ほら、ほんのちょっと前に出せば・・・こんな風に・・・だったらそうなるでしょう?」
うむ。確かに。彼女は僕の顔におっぱいを押し付けてきた。正確に言って僕は不平を言っていたわけではない。どっちかというと、どこに行ったら人工呼吸器が買えるのかなとか、ここは平然としていようか、どうしようかとか。そんなことを考えていた。
「オーケー。今回限りは、意地悪はしないよ」
落ち着いた声で言った。そして、右手を出して、彼女のナマ乳を覆った。乳首がみるみる大きく硬くなってくる。その硬さに手のひらに穴が開くんじゃないかって心配になった。
「何してるの?」
彼女が突然、声をあげた。
「ナニゲに触ろうとしてるの? 私が頼んだのは、おっぱいをドレスの中に戻して欲しいってことだけよ。それをするのに、そんなに長く触ってる必要はないと思うけど・・・」
「いや、僕はただ優しくしてあげようと思っただけだよ。ただ君のおっぱいを掴んで、ドレスの中に押し込むだけじゃ、ダメだと思うんだが。そうだろう? 僕は注意深くしなくちゃいけないと思うんだ。僕を信じて。この仕事をちゃんとしようとしてるだけなんだから」
「そう・・・分かったわ。でも、感触を味わおうなんて一切考えないでね。知ってると思うけど、ルールがあるんだから」
彼女の呼吸は、刻一刻と乱れてきていた。
僕は彼女の右のおっぱいをドレスの中に戻した。さて、今度は左手で左のおっぱいに同じことを繰り返す番だ。だが、左手を上げて彼女の乳房を掴んだ途端、彼女は突然、ぶるっと震え、バランスを崩しそうになった。
でも、彼女はかろうじて転ばずにすんだ。まさに実に的を得た正確な動きでバランスを保ったといえる。つまり、彼女のあそこの入り口が、僕の直立した部分の先端のところに直に来ていたということ。亀頭の半分くらいが彼女のあそこに入っている。
「この姿勢だと、前ほど不安定ではないんじゃないかな。それにずっと楽だと思うし。そのまま、腰を降ろしてしまった方がいいかも」
彼女は、そう言う僕の目をじっと見つめた。
「・・・いい考えだわね」
そう言って、彼女は、ゆっくりと腰を降ろしてきた。1センチ半くらいずつ降ろしては、休みを取り、また降ろしてくる。
僕たちは、何事も起きていないように、平然と会話を続けていた。
「本当に可愛い瞳をしているね」
そう言って、彼女の瞳をじっと見つめた。さらに1センチ半、降りてきた。
「あら、ほんと? ありがとう。運が良かったと思ってるの。瞳の色と髪の色がうまくマッチしているから」
また1センチ半。
僕は、彼女の脚がつながった部分に目を落とした。彼女の脚は僕の突き棒との戦いに負けまいと無駄な抵抗をしている。
「それに、君の髪の毛の色はナチュラルだったんだ」
彼女も僕の脚がつながった部分に目を落とした。暖かく濡れた部分をさらにもう1センチ半、押し付けてくる。
「ええ、そうよ。・・・そう言うあなたも、縮れた髪の毛はナチュラルだったのね」
僕は彼女の目へと視線を戻した。また1センチ半、降りた。
「かなり、変な気持ちになってるんだけど・・・」
「どんな?」
「セクシャルって言っていいのか。そんな感じ。分かると思うけど、いま僕は両手で君のおっぱいを押さえているわけで・・・しかも君は僕の下腹部に座ってるし・・・」
「言いたい意味は分かるわ。確かに。もし、私が分別のない女だったら、まるで私は誰かとセックスしていると思ってしまうかもしれないわね。まあ確かに、男の人の固くなってるものが中に入ってきているようにも感じるけど・・・」
彼女は、そう言うといきなり強く僕の上に腰を降ろした。僕のアレが届く限りの最深部に入ってしまった。
「おっと、注意! 注意!」
「ええ、分かってるわ。注意してるわ。ちゃんと注意してないと、大変なことが起きちゃうもの。そうなったらルールが破られちゃうわ」
彼女は、今すでに僕のペニスが彼女のあそこの中、深いところを探っているという事実を完全に無視したがっている模様。なのに、彼女は軽く腰をバウンドさせ 始めた。最初はちょっとだけ。だが、時が経つに連れて、だんだん激しくなってくる。僕は彼女のおっぱいを押さえたままで、彼女はますます体を大きくバウン ドさせてきていた。そして、こんなことを言いだした。
「こんなこと、話すべきじゃないとは思うんだけど・・・でも、いま私たちセクシャルっぽいことを話題に話しをしてるわけだし、別にいいわよね。・・・何 かって言うと、私にとって、一番、焦らしで楽しいと感じられて、一番、私も興奮することなの。それ、どんなことだと思う?」
何だろう? 早く続きを言ってくれ。
「それはね、男の人が私の中でいきそうになる瞬間のこと。その瞬間は、私にははっきり分かるわ。だって、そういう時、男の人はいつも必ずと言っていいほ ど、何かわめいたり、唸ったり、そういう風になるもの。それに、中に入ってる物が熱くなって、ぴくぴく痙攣してくるのも感じられるもの。で、男の人がいっ ちゃうと、突然、中の全体が温かくなって、溢れる感じになるのよ。すっごくいい感じなの。ああ、主人が出張に出ているのが残念だわ。だって、今日はどうし てもやってもらいたくて我慢できそうにないんだもの」
「いや、君は今やってもらってるんだよ!」
僕は叫んでしまった。もう、してないフリなんかしてられない。
「バカなこと言わないで! 今はそうなっていないのは当たり前じゃない? もし仮に、いま大きな勃起が私のおまんこの中に入ったり出たりを繰り返しているっていうのが本当なら、私自身が、それに気づくはずじゃない?」
そう言いながら、まだバウンドを続けている。
「ああ、確かに、気づくはずだよね」
僕は他にどんな言い方ができただろう?
その時、彼女の中が熱くなってくるのを感じた。多分、いきそうになってるのだろう。彼女の肌が火照って赤みを帯びてきている。オルガスムがもうすぐそこまで来ているはず。僕は彼女のドレスの中に手を入れ、両手でしっかりと乳房を押さえた。
「ちょっと、伝えておかなくちゃいけないことがあるんだけど、いいかな? つまり、もし、僕が出しちゃったとして・・・いや、知ってるとは思うけど、ルー ルを守ってる、守ってないに関わらず、そういうことって、間違って起きちゃうことがあるわけで・・・で、その場合、僕はドバって、ものすごくいっぱい出し ちゃうよって、そういうことなんだ。熱くてどろっとしたのをいっぱい。分かるかなぁ?」
「ええ、まあ。間違いは、いつ起きてもおかしくないものだもの」
彼女は僕の目をまっすぐに見つめたまま、頭を少し後ろに倒した。で、それを受けて、僕のペニスは爆発して、熱いスペルマを彼女の狭いあそこの中に何発も撃 ち込んでいた。それとほとんど同時に、彼女は、その温かく火照った体を、灼熱の竜巻に変身させ、できる限りの激しさで上下にバウンドさせた。彼女は圧倒的 なオルガスムに叫び声を上げた。その声は、快感の波に襲われるたびにどんどん大きくなって、最後には絶叫に近いものになった。
それから何分か、2人ともそのまんまの姿勢で座ったまま、共に乱れた呼吸を取り戻そうとしていた。
ようやく彼女が言葉をかけてきた。
「あなた、まだ私のおっぱいに手をあてたままにしてるわよ。私のドレスを直そうとしてくれていたのよね? それとも、本当は、ただ触ろうとしているんじゃないの? 知ってると思うけど、ちゃんとルールがあるんだから!」
「おっと、ごめん! まったくその通りだ。ルールはルール」
とは言うものの、僕の顔には謝罪の表情は出ていなかったと思う。僕は、ドレスの中から優しく手を抜いて、おっぱいを生地の中に収めてあげた。これでオーケー。まあ、ちょっと時間をかけてしたかもしれないけど。
僕が彼女のドレスを直してあげてる間、彼女は僕の上に座ったままだった。それが終わり、彼女は腰を浮かせ、立ち上がった。彼女の膝ががくがくしていたのは誰の目にも明らか。
立ち上がりながら、彼女は僕の下腹部に目を落とした。すでに疲れてよれよれになった僕の分身が、トランクスのところにぐったり横たわっているのを見る。
「あら、まあ、なんと! 私のせいでこんなになっちゃったの? ごめんなさい。すごく汚れちゃってるし。ああ、これ、全部、私のせいだわ。私に何とかさせて」
恵はそう言うと、僕の股間に手を伸ばし、柔くなってるソーセージを握った。たった今、僕は人生で最も強烈なオルガスムを味わったばかりだったが、また また血液が僕のあそこに帰ってくるのを感じた。彼女は、しごきながら、少し体を後ろに移動し、そして床にひざまずいた。トップはやっぱり胸元がたっぷり開 いているわけで、おっぱいがすっかり見えている。彼女はそのまま僕の方ににじり寄ってきた。
「ああ、こんなにべとべとになってる。ちょっときれいにしてあげなきゃいけないわ」
彼女の唇を割って舌が伸びてきた。僕の分身の根元のところから舐め始め、そこについているスペルマとかを舐め取り始めた。すぐに肉茎に沿って上下に繰り返 し舐め始め、やがて全体を舐め始める。まるで、融けかかったアイスキャンディーを舐めるような勢いだ。一通り舐め終わると、今度は口を小さなOの文字に変 え、亀頭をすっぽりと唇の中に入れた。そして頭を降ろしてくる。肉棒の半分以上、彼女の口の中に入った。口の中、彼女の舌がせわしなく動き、小技ながらも 僕に魔法をかけてくる。そして、さらに頭を降ろしてきた。
亀頭が彼女の喉奥の壁に触れた。恵は少し咽た。にもかかわらず、一層強く頭を押し下げ、とうとう僕の根元まですっかり飲み込んでしまった。すでに僕の は再び大きくなっていたのである。彼女に吸われ続け、僕の腰の奥辺りで、再び、内部から圧迫されるような感覚が募ってくる。またいきそうだ。そしてその上 り坂を最後まで登りきりそうになりそうだと思った瞬間だった。彼女はいきなり頭を引っ込め、口から僕のペニスを全部出してしまったのだ。
「オーケー! これで、全部きれいになったわ!」 そう言って、立ち上がる。
「えええええ!!! ここまで来てやめちゃうのか?」
「ええ、もちろん。ずっと言ってきたはずよ。私は焦らすだけだって」
とにかく恵が玄関に出てきて、僕が掃除機を使わせてくれてありがとうと感謝すると、彼女は、リビングの階段下についてる掃除用具入れのクローゼットに しまって頂戴と言ったのだ。そこで僕は、掃除機を彼女の家に運びいれ、玄関から居間に通じる廊下を歩きながら、お上品に会話を楽しんだ。
クローゼットのドアの前には、セロファンの袋に包まれたドレスがぶら下がっていた。新品のようだった。
「これ新着のドレス? 大きなイベントでもあるのかな?」
「ええ、まあ、そんな感じの。ジョンが木曜に職場の人をディナーパーティに招くことになったのよ。私も新しいドレスが欲しかったし。でも、今はどうしようか迷っているの」
「また、どうして?」 僕は何も考えず尋ね返した。
「そうねえ、これを買ったとき、ちょっと浮気っぽい気分だったの。だけど、今は、この服、彼のボスや同僚の人たちの前で着るのは適切かどうか分からなくなってるのよ」
僕はジョンがこのドレスについてどう思ってるのだろうと考えていた。すると彼女も、僕の言葉には出さなかった疑問を察して、答えてくれたのだった。
「これ、昨日買ったばかりなの。だからジョンはまだ見ていないの。もっと言えば、ジョンは見ないと思うわ。だって、彼、木曜の夕方まで出張でいないもの。 しかも、その木曜の夕方に、彼が職場から会社の人たちを車に乗せて家まで連れてきて、お祝いのディナー・パーティを開くんだから。なんだか今週を締めくく る大きな取引の成功をお祝いしてとか・・・」
そこで彼女はちょっと間をおいて、また話し始めた。
「それに彼のボスってちょっと保守的なのよねぇ。・・・ちょっとお願いあるんだけど、聞いてくれる? ドレスを着たところを見て、どう思うか教えてくれない?」
「もちろん。いつでも喜んで、悩める乙女をお助けしますとも」 (訳注:原文は、Always glad to help a damsel in dis-dress. damsel in distressで「悩める乙女」を意味する。そのdistressをdis-dress「服を脱ぐこと」に変えての駄洒落。)
僕の駄洒落に彼女はうげえと声をあげ、僕も同じくうげえと言った。彼女は、ドアの上のレールに吊るされているハンガーを取った。
「掃除機を階段の下の戸棚にしまってくれる? すぐに着替えてくるから」
寝室のドアは、クローゼットの正反対の側にある。だが彼女はドアをほとんどすっかり締めてしまったので、何も見えなかった。もっとも、会話は続けていたけど。
「時々、そういうムードになってしまうのよね、私って。ちょっと、露出して見せたくなっちゃうの。いや、実際は、たくさん見せたくなっちゃうのって言うべきかしら。10代の頃の、私が醜いアヒルの子だった時代への反動だと思うんだけど」
「いや、その時代はとっくに過ぎてると思うよ」
ドア越しに、ほとんど叫んでると同じような大きな声で僕は返事した。見てみると分かると思うが、恵は身長165センチくらいで、肩までの長さの濃茶の 髪の毛で、なんと言っても、悩殺ボディーの持ち主なのである。可愛らしい人だというのは知っていたが、今日の彼女はTシャツとタイトなジーンズ姿で歩き 回ってて、彼女の胸がぶるんぶるんと跳ねるところとか、大型砂時計のような全体的プロポーションをしていることとかを知ったのは、今日が初めてと言ってよ かった。
「ありがとう。でもね、私、ちょっと浮気っぽいというか焦らし屋さんになってしまうんじゃないかって、自分のことが心配になっちゃうの。いや、実際、 ちょっとどころじゃないかもね。男の人の視線を集めるのが好きなの。大きくなって、体もできてきて、自分がそんなに醜い女じゃないって分かったら、ちょっ と 『この体、あんたも持ってるなら、見せてごらんよ!』 って態度を取るようになってしまったのね。だって、もう10年や20年経ったら、今のようなプ ロポーションじゃなくなると思うし。分かる?」
「ああ、言っている意味、分かるよ。僕も20年後を楽しみに待ってるんだ。ビール腹になって、ふわふわ毛のついたスリッパを履いて家の中をうろついてると思うんだけどね、僕自身」 これはジョークのつもり。
「アハハ・・・、でも、やっぱり、このドレス、ビジネスのディナー・パーティにはちょっと派手すぎかもしれないわ。お願いだから、本当に正直に意見を言ってくれると助かるわ」
「いいとも」
恵がドアから出てきた。そして、彼女が言っていたことは冗談ではなかった。ミニドレス。本当にミニだ。多分、脚の付け根の股間からたった10センチ程 度のところまでの裾丈。生地は肌に密着タイトで、胸までぴっちりと体を包んでいる。しかも薄地のサテンか何かそんな生地。だけど、バストラインのところで その生地は終わっていて、その後はコットンの胴着に変わり、胸をきゅっと前に突き出すように抑えている。ちょっとスイスのミス・スキーヤーが着ている ファッションを思わせる感じ。その二つの生地と彼女の美しい乳房が織り成す効果は、控え目に言っても、どこに視線を向けても刺激的で、目がくるくる回りそ うなものだった。何よりかにより、あのコットン・ブラの部分が、すごい。ざっくりと切れ込んでいて、むっちりと盛り上がってくる乳房のふもとの谷間を見せ 付け、しかも、彼女が息を吸ったり吐いたりするたびに、そこが揺れ動いている。
「わーお!」
やっと言葉が出た。大丈夫だ。言語が使えなくなったわけではなかった。それまで舌が喉奥に絡まっていたのだ。こんな美人を見つめながら、ウイットに富んだ 会話をするなんて、僕にとっては得意なことでは決してない。いや、もっと言えば、僕はとてもシャイなのだ。だからこそ、僕がこれまで、じき隣に住むこの女 神をあまりしっかりと見てこなかったことにも説明がつく。
「わーお!」
もう一度同じことを言っていた。
「わーおって、褒め言葉なのよね? ありがとうって言うべきね。でも、どう思う? ビジネス・パーティにはちょっと派手すぎ?」
「正直言えば、僕なら、ボーダーライン上だと言うかな。ちょっとやり過ぎかもしれないし、そうでないかも。ジョンならどう思うと思う?」
恵の返事は素早かった。しかも躊躇なしの返事。
「ジョンなら、大丈夫だと思うはずよ。彼、私を見せびらかすのが好きなんだもの。ジョンは、私との関係は絶対大丈夫だと思ってるし、それは私も同じ。素晴 らしい夫婦生活を送ってるのよ。私、彼との関係を損なうようなことは絶対にしないつもり。つまり、他の男の人に抱かれるとかそういうことね。それに、ジョ ンは、私が男の人を焦らすのがとてつもなく上手い***知ってるの。特に、私が、その気になって焦らしにかかった場合、すごいことになるってね」
「そうなの・・・じゃあ、何が問題なんだろう?」
僕は思った疑問を口にした。
「いくつかあるの。例えば、ジョンの上役の人は私よりずっと背が高いの。あなたよりも高いわ。ちょっと、そこの階段を上がってみて?」
僕は階段を1段上がった。
「そこから、見てみて!」
恵は、そう言うと、くるりと僕に後を見せ、それから、また、振り返って見せた。僕が彼女のドレスを見下ろす形になる。
「私が言ってる意味が分かった? 見えすぎちゃうことになるかどうか、分からないけど、上役の人に悪い印象を与えたくないのよ」
恵はそこで一度、言葉を止めた。僕はごくりと生唾を飲んで見ていた。
「どこまで見えてる?」
「あ、ああ・・・、いくらか・・・っていうか・・・」
「やーだ、お願いだから、正直に言ってよ、う~ん、お願い。ただの胸なんだけどね。女なら誰でも持ってるもの。秘宝品とかそういったものじゃないし」
いや、あんたのは秘宝品だよ。
「これ、おっぱいって呼んだ方がいい? 男の人同士の時にはおっぱいって言うんでしょう? 私もおっぱいって言うことにするわ。ねえ、私のおっぱい、どこまで見えてる?」
ちょっと気まずい沈黙があった。当然だ。だが、僕は勇気を振り絞る。
「そうだなあ。強いて言えば、だいたい半分まで見えてるよ。半分までだね。だいたい。すごい眺めだ。そいつは正直に認めるよ。でも、上役の人に上から見下ろされないように注意したら、そんなに心配する必要もないと思うけど。違うかな?」
僕が話している間、彼女はずっとその場に立ったまま。僕が彼女のブラウスの中、熟れたメロンを見つめるがままにさせていた。ああ、神様! この地球に、こんな仕事がどこかにありませんか?
「ええ、多分そうよね。でもそれだけじゃないのよ。こっちに来て、座って」
彼女はリビングの木製の椅子に僕を連れて行った。実際は、背もたれがついたスツールと言った方がいい椅子かもしれない。ともかく腰を降ろした。
「例えば、私がオードブルを運んできたとするわよ・・・」
彼女は雑誌を取って、オードブルを運ぶトレーのように持って見せた。それから腰を曲げて上半身を傾ける。僕の目の前でだ。カナペーを僕に手渡すようなフリをして見せる。
「これ、皆様のお口に合うといいのですが・・・」
上半身を傾けたものだから、ブラウスの前のところが下方に大きく膨らみ、彼女のたっぷりとした乳房が垂れ下がるのがほとんどすっかり丸見えだ。僕の目は、その魅力的な光景にすっかり釘付け。ただただじっと見つめるばかり。しばらくして彼女の声が聞こえた。
「あのお? もしもし? ちゃんと私の言うこと聞こえてますかあ?」
やっとの思いで僕は彼女のブラウスから目を離し、彼女の顔を見上げた。にっこり微笑んで僕を見ている。
「ねえ、だから言ったでしょう? 私って焦らすのが好きなの。でも、あまりあからさまになるとか、そういう風にしたいつもりはまったくないのよ。ただ、この格好が、なんと言うか、行き過ぎかどうか、それを知りたいだけなんだから」
そう言いながら恵はさらに上半身を前に倒してくる。ドレスの胸元のカットがゆったりと、大きな乳房と一緒に垂れて見えてる。もう何と言っていいか、実 質上、僕にはすべてが見えている感じ。いや、もちろん、さくらんぼのような乳首はまだ隠れていて見えていないんだけども。僕の目は泳ぎまくって、結局、彼 女の胸元に降りて行き、そこをじっと見つめる形になっていた。話しはしてても、視線は釘付け。
「まあ、なんだろうなあ、もうちょっと気をつけた方がいいかも知れないよ。その、前屈みになるときとか。というのも、いま僕には君の・・・ああ、分からないかなあ、あの・・・谷間、そう胸の谷間がたっぷり見えている状態なんだもん」
「谷間・・・今は谷間以上のものが見えてると思っていたんだけど。まあいいわ。でも、私、いつも、それって変な言葉だなあって思っていたの。どこからどこ までが『谷間』でどこからおっぱいが始るのかなあって。どうしてみんな、そういう婉曲語法を使うの? 私ならちゃんとおっぱいはおっぱいって言うわ。あな たはどう? ともかく谷間って言葉で、あなたはおっぱいを意味していたのよね。おっぱいって言葉を使わなかった理由って何かあるの?」
そんなことを言われても、僕の視線は彼女の女性美の展覧窓の中に留めたまま。
「それとも『乳房』とか『お乳』って言うのが好き? 『パイオツ』? 『ボイン』ってのは?」
恵はくすくす笑った。
彼女の言う通りであった。ともあれ、このゴージャスな生き物の前に座って、そのドレスの中をじっと見ながら、彼女のおっぱいについて話しをするのはマズイ状況だ。この状況を何とか変えなければと僕は意志を固めた。
「オーケー。ああ、そうだよ。君の、その、お、おっぱい・・・お、おっぱいの大半が見えてしまっているから注意した方がいいよ。もっと言わせてもらえれ ば、すごく綺麗なおっぱいがね。こんな素晴らしいおっぱいはここんとこしばらく見ていなかったような気がする。いいかな? ほら、僕はちゃんと言ったから ね、おっぱいって」
「うふふ・・・まあ、私、あなたを恥ずかしい目にあわせてしまったみたい。ごめんなさい。私ってやっぱり焦らしてしまう女なの。でも、本当に知りたいと思ってたことなのよ。教えてくれてありがとう」
「それに、そのパーティの時には、言葉に注意した方がいいかもしれないよ。さっき言った言葉、『これ、皆様のお口に合うといいのですが?』 といった言 葉。あれは変な意味に取られてしまうかもしれない。『私、何かお出しいたしますわね』とかがいいかも。あ、いや、だめだ。それもマズイ。そうだなあ。『さ あどうぞ、これは私の自慢の物ですの』とか。うう・・ああ・・まあ、分かると思うけど、変な印象を与えない何か他の言い方を・・・」
「そうね。その通りだわ。じゃあ、スナックを差し出しながら、『今が食べ頃、美味しく食べて!』と言うことにするわ!」
僕も彼女もどっと吹き出してしまった。僕は、ようやく、このゲームに乗ったと言うべきか。確かに、僕は乗りは遅いよ。でも、いったん乗ったら、それなりに楽しめるかもしれない。
恵はやっと上半身を起こしてくれた。助かった。もちろん言うまでもないことだが、僕はすでに体が起き上がっていた。なんと言うか、脚の間の一部だけだけど。
恵は体を起こしながら、また別のことを言い始めた。
「このドレスにはもう1つ心配なところがあるのよねえ」
彼女はちょっと横向きになって、片方の脚を曲げて、膝を突き出した。
「パンティ・ラインなの。ちょっと見てみて? ここのしわ。パンティの線が見えるでしょう? このドレス、体にぴったりまとわりつく感じだから、これが問題なのよ」
「ドレスを買ったときに気づかなかったのかい?」
「いいえ。だって、あの日はパンティを履いていなかったから」
僕は息が詰まりそうになった。
「いつも履いてないの。でも、もちろん、靴を試着するとかそういう時は別。だけど、そういう時でも、時々履いていくのを忘れちゃうときがあるの。でも、そ の代わり、靴屋さんでは面白い時間を過すことができるわ。たいてい、店員さんたち、私に20足から30足は試着させようとするわね!・・・でも、今はこの ドレス。これを着ると、パンティがどんな風に見えちゃうか正直分からないのよ。でもラインが見えちゃったら、すべてが台無しになっちゃうのは確かよねぇ? 醜いわ」
僕は速攻で返事した。
「醜いってのは適切な言葉とは思わないよ、正直言って。もっと言えば、パンティ・ラインがあろうがなかろうが、そのドレスを着て姿全体がとってもいいと思う」
恵は僕に左を向いて暖炉の方を見ているように言った。僕は言われた通りにする。元に戻っていいわよ、の声に振り向くと、ソファの背もたれに彼女のパンティが掛かっていた。彼女は僕の真ん前に立っていた。脚を15センチくらい広げて。
「どう? 正直に言って? こっちの方がよく見えない?」
僕の頭は、ソファの上のパンティの方へ向き、次にそのパンティが1分弱前まであった場所へ向き、そしてまた元の位置へ向き直った。確かに、ドレスは、彼女 のほっそりとした脚が胴体につながっている素敵な場所を覆っている。だがだ。その部分と僕の視線との間には、薄くてさわさわと体にまとわりつく布切れ一枚 しかないのだ。それを知っている以上、強烈な刺激を感じない男はいないと思う。目から熱線を出して生地に穴を開けようとした。だが、やっぱり、無理か。で も、恵がどういう動きをするかによって、ひょっとして、生地の下にある彼女のヘアの輪郭というか、そのヒントというか、それを見る機会があるかもしれ ない。
「ああ、確かに、正直、こっちの方がいい。いや、マジで。いや、ほんとに、マジ、正直、率直に言って」
僕は言葉を発音するのがますますぎこちなくなっていた。それに僕の身体の他の部分も、同じくぎこちなくなっていた。ぎこちなくなる病気にかかってしまったらしい。
恵はパンティを取り上げた。
「これ、見てみて」
もう、その気になったら羽根一本で僕を吹っ飛ばせるだろう。一体どこまで進むことになるんだ? だが、彼女が夫のことについて言っていた言葉を思い出す。 ものすごく愛し合っているとか、夫との夫婦仲を壊すようなことは絶対にしないとか。まあ、いいよ、それならオーケーだ。確かに、このゲーム、楽しい遊びだ と思えば、それなりに楽しめるしね。あ、だが、旦那さんが今度の火曜日まで出張中だとも言っていたじゃないか。だとすると・・・
とにかく、彼女はパンティを掲げて見せていた。
「これってペアになっていたものの片方なのよ。すっごく可愛いの。もう一方のも見てみたい?」
僕は躊躇わずに頷いた。恵は寝室に行き、包装紙に包まれたパッケージを持ってすぐに出てきた。
「それ、多分、ブラなんでしょ?」
「いえいえ、違います。ペアのセットなの。彼と彼女のためのペア。すっごく可愛かったので、買わずにはいられなかったのよ。これが男性用。いいから、開けちゃって。彼は多分それ履かないと思うし」
僕はプラスチックの包装紙を指で破いた。
「どうしてご主人は履かないの?」
「彼ってブリーフしか履かないの。でもそれはボクサータイプなのよ。でも、『彼氏と彼女のおそろい』ってところがすごく気にいちゃったし、可愛いなと思って、どうしても買ってしまったの。ねえ、どう思う?」
「まあ、僕はボクサーも履くよ。偏見がないんだ」
そう言って話しをしようとした。だが、先の言葉を言う前に、彼女は甲高い声を上げて、僕の話しを遮る。
「うっそー。ホント? それは良かった。ねえねえ、ちょっと大変かもしれないけどお願いがあるの。ほんとに厚かましいお願いかもしれないんだけど。このパ ンツのモデルになってくれない? 私のために。そうしてくれたら、もしかして、ジョンに履かせるためのヒントが思いつくかもしれないから」
なんだか、口実としてもっと上手い持って行き方はないのかなと、正直思った。だが、でもいいさ。俺も男だ。反論なんかするまい。
「ああ、いいよ。分かった。そうかも」
僕は立ち上がってベルトに手をかけた。
「きゃあ! お願いだから、ここではやめてよ! 寝室に行って着替えてから、戻ってきてください」
「おっと、ごめん」
恵の夫婦仲が一番大事って話しは、僕が期待していた以上に、本当のことらしい。まあいいか。ともかく彼女に調子を合わせることにしよう。
僕は寝室に入り、ズボンと下着を降ろした。半立ちながらもペニスが飛び出した。僕はボクサー・パンツに履き変え、少しでも勃起が収まるようにと最大限の努力を払った。何秒か頑張ったおかげで、小さなテントが張ってる程度にまで鎮めることができた。これなら何とか安心だ。
「ねえ、こっちに戻ってくるんでしょう?」
彼女の声が聞こえた。ドアの向こうにも届く位に大きな声を出して訊いてる。
「準備ができたと言っていいのかどうか・・・」
僕はそう言って、壁の角を曲がって彼女の前に行った。恵は真っ先にパンツに視線を向けた。まるでロケット砲で狙う感じだ。そして、一目見るなり、笑い出す。
「ハハハ、素敵! ほんとに素敵!」
これだけは正直言いたいのだが、このパンツ、絶対に変なのだ。前にはでかでかと大きな赤いハートが描かれているのだ。うかつだったよ。このデザイン、畳まれて包装紙に包まれていた時には見えなかったので仕方ないが。
「いや、なんと言ったらいいか、これちょっと変だと思うよ、僕は」
「えー? どうして? 意味が分からないの? 見えるでしょ? ハートの上に『彼女の』ってあるじゃない? her heart-onよ!」 (訳注:heart-onは発音の仕方でhard-onに聞こえる。hard-onは「勃起」の意味。つまり「彼女のための勃 起」)
正直言って、大きなハートの上に小さくherと刺繍してあるのを僕は見逃していた。こんなの見えないよ。恵は、その文字のところを指を1本だして突い た。僕のアレっていうか社会の窓の7センチくらい離れたところ。いや、実際には突いていない。ただパンツの上の文字のところを指差しているだけだった。
「ほら、こっちも見て!」
彼女は嬉しそうにパンティを掲げて見せた。今度は僕にも小さな刺繍があるのが見えた。ネコの絵のところに『彼氏の』って言葉がある。僕は鼻にしわを寄せてしかめ面をした。ちなみにネコの位置は恥丘のところ。
「彼氏の子猫ちゃん。His pussyってわけ。分かるでしょう? これってすごいと思うのよね! 彼女のもっこリ君、彼氏のプッシーちゃん! どうしても買いたくなったわけ分かるでしょう?」
僕は、無意識的に溜息をついていた。
「ああ、まあ、確かに。分かるよ。すごく面白いよ」
一体これからどうなるんだ?
「もちろん、あなたのっていつもそんな風になってるわけじゃないわよね。ほら、その中の固くなってるっていうか何と言うか、そこのところ」
え? 僕は赤くなっていた。かっーと顔に血が上る。
「いいの、いいのよ。ほんとに。私も、もちろん、固くなってるの見たことないってわけじゃないし。でも、それ元通りに直してあげる***できるわ」
「というと?」
「まあ、そのままちょっとしばらく待っていればいいの。少しだけ時間をかけてじっとしてれば、それ、元通りに落ち着くんじゃない?」
と、そこまで言って彼女はちょっと躊躇いがちに言った。
「それとも・・・」
「それとも?」
「それとも、そこにいるクネクネ君を新聞紙か何かで丸めて包んじゃうとか。そうすれば、私も、少なくとも、あなたがパンツの生地を破ってしまうんじゃないかって心配しなくて済むし」
「うえぇ・・・」
僕は知らず知らずのうちに腰を引いてへっぴり腰の姿勢になっていた。
「なにか他の方法もあるんじゃないかって思ったりもするんだけど・・・」
言葉の最後の方は聞こえるか聞こえないかの声になっていた。
「だめだめ。ルールを思い出して。焦らしやいちゃつきはオーケー。でも、私の結婚生活に影響がでそうなことはしたくないの。忘れてないでしょう?」
「はい、はい。ええその通り。まったくもってその通り」
いや僕の考えていたことは違うんだけどね。それにしても、何てことだ。彼女、きっちりルールを立てていたわけだし、僕も正直、このゲームを楽しんできている。変なことをしてゲームを台無しにしてしまう理由もなさそうだ。
「というわけで、もう何分か待っていましょう? そうすれば、そのパンツが、テントなしだとどんな風に見えるか分かるもの」
彼女はそう言ってにっこり微笑んだ。僕も微笑み返した。いいよ、分かったよ。で、次はどんな手で責めて来るんだ?
「そこに座って」
恵は、背もたれが固い小さな椅子を指差し、そこに座るように指図した。だけど、腰を降ろしたからといって、僕の状態が見えなくなるわけじゃ全然ない。
「ちょっとだけ、そうしてじっと待っていれば、そのもっこりさんも静まるはずよ。絶対ね。そうしたら、また、私のためにそのパンツのモデルになってもらえるわよね」
「いや、なんとなく、かなり長いこと待っていないとダメかもしれないよ」
そう言って、僕は彼女を見ながらぎこちなく狭い椅子にちょこんと座った。すると彼女は僕の直前にやってきて、視線を僕の股間に落とした。いやマジで、これじゃあ、かなり長時間かかりそうだよ。
彼女は、僕と対面する形で、両腕を後ろに組んで真ん前に立った。正確には、胸を突き出すって形ではなかったけど、どの道、その姿勢の僕にもたらす効果はほ とんど同じ。彼女は後ろに組んだ手にパンティを持っていた。小さくたたんでお尻の後ろ辺りに持っている。彼女は、それを突然、落としてしまった。
「あら、落としちゃった!」
そう言うなり、彼女はくるりと後ろを向き、落としたパンティを拾うために前屈みになった。ご丁寧にも、腰のところで半身を折る形だ。両膝はぴったりくっつ けたまま。当然、彼女が前屈みになるのにあわせて、ドレスの裾が捲れ上がり、花びら満開の彼女の女性自身が僕の目の前にいきなり飛び出してきた。
「おああおおああ!」
「え、なに?」
「あのね。ミニスカートを着ていて、しかもパンティを履いていないときは、人の前で前屈みになるときは注意した方がいいと思うよ。例のパーティでは、っていう意味だけど」
「えぇ? どうして?」 恵はあどけない声で訊いた。「何か見てはいけないものが、見えていたの?」
彼女は、前屈みの姿勢から直立の姿勢に戻ったが、じれったいほど実にゆっくりとした動きでそうした。依然として僕に後ろを見せたまま。まったく、何てお尻なんだ!
「え、ああ。まあ・・・なんと言うか、君の・・・分かると思うけど・・・君のアレが見えていたんだけど・・・」
「ほらほら、また始った!・・・はっきり言って。・・・でも、まさか、私のおまんこが見えてたなんて言わないでね。ああん、すごく恥ずかしいわ」
言うまでもなく、先までの僕の状態を「硬くなっている」と言うなら、今の状態は、僕のペニスを使ってコンクリートに釘を打ち付ける***できるほどと言っ てもいいだろう。彼女があからさまに自分のアソコのことについて言葉に出すのを聞いて、僕は危うく、まさにその場で、出しちゃいそうになっていた。まるで エッチで濃厚な白日夢を見ているようなものだ。違うのは、僕は両目をしっかり開けていたことと、この出来事のあらゆる一こまをしっかり記憶していること。
「オーケー、分かった、おまんこだ。君の、その、お、おまんこがちょっと見えるんだよ」
僕はまだこのムチムチ・ボディの隣人と彼女のアソコについてあからさまに話しをすることに完全には慣れていない。だが、ローマに行けば何とかだし、郷に入れば何とかだ。僕がいつも言ってることじゃないか。
「どのくらい見えてるの?」
「そうだな、どういう風に言ってよいか分からないが・・・」
恵はまた前屈みになり始めた。「それじゃあ、このくらい傾くと、どのくらい見える?」
彼女はだいたい20度位傾いた。
「そんなには。いや実際、何も見えないよ。見えるほどドレスが捲りあがっていないから」
これは嘘。でも、ひどい嘘ってわけでもない。かろうじてヘアがちょっと、下の唇の先っちょの辺りがちょっとだけ見えていた。だけど、会話を続けるには、充分正直な意見と言えた。
「それじゃ、今は?」
彼女はさらに前屈みになった。上半身を床と平行させた、横向きにしたLの文字のような姿勢。もし僕が反対側にいたら、彼女のブラウスの中の胸が見えていたことだろう。こちら側からの眺めも、向こう側からと少なくとも同じくらい楽しい眺めだ。
「ああ、見えてきた。うん。きたきた。見えてるよ。可愛いきれいなおまんこだね」
僕は、あそこのことをあからさまに言っても動揺しなくなってきていた。
「唇のところも、もうすぐ全部見えそうだなぁ」
これも嘘。もうすっかり完璧に陰唇は見えていた。ちょっと全体が膨らんでいるような感じ。ひょっとすると、彼女も僕と同じ血流反応をしているのかも。そうだと嬉しいのだが。
「それじゃあ、もし床に落ちてるコインを拾おうと前屈みなったら? こんな風に・・・」
彼女は完全に前屈みになった。
「全部見えてるんじゃない? もちろん、これはビジネスのディナーの場では良いことじゃないわよね、多分・・・」
彼女はそのままの姿勢を保ち、僕の目を喜ばせてくれた。
「本当に助かるわ。どうもありがとう。大感謝よ」
「いや、そんなのいいよ。助け合わないで、どうして隣人と言えるかって」
僕は慇懃に受け答えた。彼女はまだ腰を折ったまま。僕は当然、眺めを記憶に焼き付ける。
彼女がゆっくりと体を起こしたのを受けて僕は言った。
「ちょっといいことを思いついた。助けになるかもしれないよ。ちょっと向きを変えてくれる?」
恵はまっすぐに立って、僕のほうを向いた。僕は両手で彼女のドレスの裾をつまんで、ちょっとだけ下へ引っ張った。
「裾がほんのちょっとだけ長ければ、何も問題はなくなると思うんだけどなあ」
僕はもちろん軽い冗談のつもりでいたし、それは彼女も同じだった。だが彼女は、冗談と知りつつも、僕に付き合った。
「まあ、そうかもねえ。でも、そうなると、別のところで心配がでてきちゃうわ。裾を下げると、トップも少し下がっちゃうわけだし。ほら、見てみて? もし、何か偶然に両腕をこんな風に前で組んだりしたら、どうなると思う?・・・」
彼女は、胸の下のところで両腕で自分を抱きしめるように組んで見せた。そして、その組んだ腕をじりじりとせり上げる。その効果は電撃的だった。彼女の胸 が、ドレスの中からムクムクと盛り上がってくる。ミルク色の肉丘が、満月を2つに割ったように2つ盛り上がってくる。ちょっとだけだが、乳首の周りの色が 変わるところも見えていた。その色も濃さを増してきてるようだったし、固くなってきているよう。
「ねえ、見える? これでも、やっぱりダメだわよね」
彼女はそこでちょっと間を置いた。
「あら、私って、いますごい焦らしをやっちゃってる?」
「ああ、そうだね。って、そうやって両脇から押して胸を迫り出させたら、ちょっとまずいことになるって点だけどね。それに、すごい焦らしをしてるって点に 関しては、その通り。だけど、もっと悪いことがあると思うよ。まあとにかく、ただ注意して、そういう風に胸の前で腕を組んだりしなければ、ドレスの裾のこ とについてあまり心配しなくてもよくなると思うよ」
「分かったわ。じゃあ、今度は前よりましかどうか言ってね」
彼女はそう言って、また後ろ向きになり、前かがみになり始めた。だが効果は前と変わらない。もっとも、今回は、彼女は脚を15センチほど開いて立っている。腰が90度まで曲がった時、やっぱり僕には彼女のあそこが完璧に見えていた。
「ああ、やっぱり君が言ってい通りのようだよ。まだ、君のおまんこが見える。すぐそこ、僕の目の前だ。君のおまんこがじっと僕の方を見つめているよ。だから、そのまま体を傾けて、床のコインを拾ったりなんかしたら・・・」
そう言ってる目の前で、恵は何も考えずに、そのまま体を傾け、僕に100%丸見えにした。
「やっぱり、言った通り。もう、全部見える。文字通り、何もかも見えている。言わせてもらえれば、実に素晴らしい姿の割れ目だ」 ひゅーっ! なんておまんこだ!
恵は突然体を起こし、僕の方に向き直った。
「オーケー! じゃあ、パンツ見せて! もう、何分か経ったもの。勃起状態なしで、どんな風に見えるか私に見せて!」
「ええーっ!! そんなクレージーなこと言わないでくれよ! 今の何分かの後で僕のアレが小さくなってるとマジで思ってるのかい? 何かアブナイけむりとか吸っていないかい?」
「え? だって、あなた約束したじゃないの! ダメよ。さあ、立って!」
僕は言われた通りに立ち上がった。以前の僕は、ボクサー・パンツの前にキャンプ・テントができていたわけだが、今や、世界最大のサーカス団が中に入り込んで一大テントを建てていた。
「ひゅうーっ。くくくっ。上手くいかなかったようね。それにしても、まあ、ほんと、すごい勃起。ちょっと注意してね。じゃないと、あなた、本当に夫のパンツを破っちゃいそうだわ」
「ごめん」
「じゃあ、外に出して。そうすれば圧力がなくなるから」
「ただ、外に出すだけ?」
「ええ。少なくとも、そうすれば、あなたの大切なお友達が、そこの中で、へし折れちゃったりしてないかって心配せずにすむから」
「ひょっとして、何か手伝ってあげたいって思わない?」 僕は正直に頼んでみた。
「あらあら? ルールは知ってるはずよ。とにかく、あなたは、始めるべきじゃなかったことを始めようとしてるようね」
俺が? はあ?
「私に、その中の、よだれを垂らしそうになってる坊やを握らせようとしているでしょう? それをしたらどんなことに行き着くかは、分からないけど。ダメダメ! 自分でして」
「オーケー、オーケー」
僕は立ち上がった。そしてちょっと腰を突き出したりくねらせたりして、何とか、ペニスの位置を変え、いつでもトランクスの前開きから出せるようにした。だ が、まさしく滑稽としか言いようのない格好でいた。上半身はまっすぐ立たせているのだが、股間だけは後ろに引く形。ともかくこの格好になってれば、固く なった棒も引き下げたままにしていられる。
「ねえ、ねえ、ごまかすのはナシにして。恥ずかしがる理由なんてないのよ。私が男性のおちんちんを見たことがないと思っているの? 神様に誓って言うけ ど、私はあなたのおちんちんには興味がないんだから。ただ、そのパンツが、中から何かが出っ張っている形になっていない場合、どんな風に見えるのかなあっ て、知りたいのはそれだけなの」
ハイ、ハイ。確かにね。
僕は腰を少しだけ自然な形に戻した。前開きから頭のところだけが顔を出す。恵の目は、まるで磁石に引き付けられる金属のように、そこに引き寄せられた。僕が腰をまっすぐにしていくのにあわせて、ペニスが徐々に前に出て行く。2センチくらいずつ姿を現していく。
「まあ、いいわね。その方がずっといいわ・・・見てみて! パンツが本当にぴったりと合ってる。ほとんど手袋のように、うまく包んでるわ」
「まあ、本当に手袋のようだったら、前のところに指を1本入れるのがくっついていると、僕も暖かいんだけど」
彼女も僕も笑った。
「いや、ただの冗談だよ」
「ちょっとごめんなさいね」
彼女はそう言って、パンツを調べるためなのか、僕の前に身を屈めた。両手をパンツの生地にさわさわと這わせ、しわを伸ばした。それから前面の生地を左右の 手で握り、軽く下の方へ、それと共に後ろの方へと引っ張った。そのため、前開きの中から、僕の玉袋まで飛び出してしまった。
「うーん、完璧! ほら、すごく滑らかにパンツがフィットしてるわよ!」
彼女はそう言いながら、優しい手つきでパンツの生地をさわさわと擦った。僕自身には一度も触れないでやってのけるところがすごい。僕の陰毛の上のところの生地を擦り、しわを伸ばす。次には、僕の睾丸の下、脚の間のところも擦り、しわを伸ばす。
「それに、見てみて! このセットが一緒になると、ものすごく可愛いわよ!」
恵はそう言って、僕の目の前に彼女のパンティを掲げて見せた。左右を持って、広げて見せてる。しかも、その後、そのパンティを前に掲げたまま、僕が履 いている、それにマッチしたパンツへと近づけてきた。僕のペニスは完全勃起でビクンビクン言ってるわけだが、そいつに彼女のパンティがさらさらとハケでな ぞるように触れてくる。
さらには、パンティをパンツに合わせて押しつけてきた。まるで、色のコーディネーションとかそういった点を検討しているようにして見ている。もう、この瞬 間に発射してしまうのではないかと思ったが、それでも何とか堪えた。彼女は、パンティを上下に動かし、さらには前後にも動かして、さわさわと僕のペニスを さすり続けた。ああ、何と甘美な拷問なんだ。
「ああ、気持ちいい」
僕は思わず声をあげてしまった。それを聞いて、彼女はハッとし、まるで今ようやく気づいたようなフリをした。
「あらまあ! ちょっと行き過ぎるところだったわね。この焦らしっこってちょっとハードだわ」
「他にもハードになってるところがあるんだけどね」
「私が言った意味は分かるでしょう? 難しいってこと。でも、ちゃんと一線はあるんですからね」
「その一線を越えちゃうってのは?」
その言葉を言った僕の声の調子に含まれていたフラストレーションのニュアンスは、コップ一杯どころじゃなかっただろう。
「バカなこと言わないの。私はいつもちゃんと自分をコントロールしているの。だって、ほら!」
彼女はそう言って僕を後ろに押した。僕はよろめくようにして、後ろの背もたれが高い椅子に座り込んだ。
そして彼女は僕に近寄ってきた。左右の両脚を、僕のそれぞれの脚の外側に置いてまたがり、僕の膝の上に腰を降ろして対面する。僕の前、10センチも離れて いないんじゃないか。それに彼女のあの情熱的な局部が僕の脈打つペニスの真ん前に来ている。彼女は、椅子の背もたれの左右についている直立した支柱を握 り、身体を支えた。
「見える?」
見えてるかどうか、完全に自信を持っているわけではなさそうな言い方だった。
「この家では、起きてはいけないことは何も起きないの。私はいつでも好きなときに止めることができる。それは、何も大きなことじゃなくて、すごくチョロイこと」
「いや、マジで言うけど、大きなことだよ。しかも、ますます大きくなってる」
「あら、本当ね・・・でも、それがちょっとでももっと大きくなったら、頭のところが私に突き刺さってしまうわよ」
「今は、それにかなり近いと思うけど」
「ほんとう? ちょっと、見せて?」
彼女はそう言って、首を前に傾け、下を見た。だが、彼女が身体を前に傾けるに連れて、今度はドレスのトップが再びゆったりと前開きに垂れ下がる。つい数分前に見た、あの美しい胸の双丘が、またもや僕の目の前に。
「あっあー! おっぱい注意報発令! おっぱい注意報発令!」
「まあ!・・・警告、ありがとう。ほんと、下と上のことを何も考えずにいちゃダメっていうのは本当だわ」
彼女は、今度は両手を背もたれから離し、自分自身を抱きしめるように、体の前で腕を組んだ。胸が両脇からせり上がってくる。Cカップかなあ、多分。またも や、左右の乳首の上のところが透き通った生地の中、浮き上がって見えてきた。しかも、彼女は突然、胸を軽くぎゅっと締め、同時にちょっと腰を跳ねたのであ る。ドレスの中から、乳房が完全に飛び出してしまった。
「あっあー! 重大なおっぱい警報発令!」
「あら、大変! すっごく恥ずかしい。でも、多分、こうしたら・・・」
そう言って恵は爪先立ちになった。
「ええ、やっぱり、これならいいかも。これからは爪先立ちになっていなくちゃいけないのね」
確かに乳房は僕の目の前から離れたが、彼女はこの姿勢になるとき5センチほど腰を前に突き出したのである。彼女の可愛いあそこが勃起した僕のペニスの下の 側面を擦り上げた。濡れたあそこがペニスの根元を擦り上げ、ヌルヌルとした感じが分かった。今や恵も息遣いが荒くなっていた。
「ああん・・・ダメだわ。・・・これでもうまく行かない。で、でも、・・・身体を揺らせば服の中に戻せるかも知れないわね。・・・ねえ、手伝ってくれ る?・・・私を服の中に戻してくれない? 今、こんな風に爪先立ちになってるでしょう? ・・・それにこんな感じで身体を傾けてるから、ちょっとバランス を崩しそうなのよ」
もちろん、彼女がこの状況から脱するのは簡単で、椅子にぶら下がるような姿勢はやめて、ただ立てばいいのだ。ではあるが、多分、体を上下に動かしてクリトリスを僕のシャフトの根元に擦り付けていたために、思考が邪魔されていたんだろう。
「え、どういう意味? 君を服の中に戻すって?」 僕は知らないふりをして訊いた。
「分かるでしょう? 私のドレスを元どうりにすること。あなたの両手は開いてるわ。私の手は塞がってるの。バランスを取るのに精一杯なんだから」
「つまり、君のおっぱいを服の中に戻せってこと? もしそうなら、ちゃんと言ってくれなきゃ。恥ずかしがってはダメだよ。どういうこと? 僕に『おっぱい』って言うのが怖いのかな?」
やった! とうとう形勢逆転したぞ。
「ええ、そうよ!・・・ん、もう! ・・・お願いだから、おっぱいをドレスの中に戻して。ああ、すっごく恥ずかしい。・・・良く知ってるわけでもない人とこんな格好で椅子に座って、しかも、あなたの顔のところでおっぱいを揺さぶってるなんて!」
「いや、顔には来てなかったよ。おっぱいが顔に来てたら、僕も気づくもの」
「実質、あなたの顔のところに来てたも同然よ。ほら、ほんのちょっと前に出せば・・・こんな風に・・・だったらそうなるでしょう?」
うむ。確かに。彼女は僕の顔におっぱいを押し付けてきた。正確に言って僕は不平を言っていたわけではない。どっちかというと、どこに行ったら人工呼吸器が買えるのかなとか、ここは平然としていようか、どうしようかとか。そんなことを考えていた。
「オーケー。今回限りは、意地悪はしないよ」
落ち着いた声で言った。そして、右手を出して、彼女のナマ乳を覆った。乳首がみるみる大きく硬くなってくる。その硬さに手のひらに穴が開くんじゃないかって心配になった。
「何してるの?」
彼女が突然、声をあげた。
「ナニゲに触ろうとしてるの? 私が頼んだのは、おっぱいをドレスの中に戻して欲しいってことだけよ。それをするのに、そんなに長く触ってる必要はないと思うけど・・・」
「いや、僕はただ優しくしてあげようと思っただけだよ。ただ君のおっぱいを掴んで、ドレスの中に押し込むだけじゃ、ダメだと思うんだが。そうだろう? 僕は注意深くしなくちゃいけないと思うんだ。僕を信じて。この仕事をちゃんとしようとしてるだけなんだから」
「そう・・・分かったわ。でも、感触を味わおうなんて一切考えないでね。知ってると思うけど、ルールがあるんだから」
彼女の呼吸は、刻一刻と乱れてきていた。
僕は彼女の右のおっぱいをドレスの中に戻した。さて、今度は左手で左のおっぱいに同じことを繰り返す番だ。だが、左手を上げて彼女の乳房を掴んだ途端、彼女は突然、ぶるっと震え、バランスを崩しそうになった。
でも、彼女はかろうじて転ばずにすんだ。まさに実に的を得た正確な動きでバランスを保ったといえる。つまり、彼女のあそこの入り口が、僕の直立した部分の先端のところに直に来ていたということ。亀頭の半分くらいが彼女のあそこに入っている。
「この姿勢だと、前ほど不安定ではないんじゃないかな。それにずっと楽だと思うし。そのまま、腰を降ろしてしまった方がいいかも」
彼女は、そう言う僕の目をじっと見つめた。
「・・・いい考えだわね」
そう言って、彼女は、ゆっくりと腰を降ろしてきた。1センチ半くらいずつ降ろしては、休みを取り、また降ろしてくる。
僕たちは、何事も起きていないように、平然と会話を続けていた。
「本当に可愛い瞳をしているね」
そう言って、彼女の瞳をじっと見つめた。さらに1センチ半、降りてきた。
「あら、ほんと? ありがとう。運が良かったと思ってるの。瞳の色と髪の色がうまくマッチしているから」
また1センチ半。
僕は、彼女の脚がつながった部分に目を落とした。彼女の脚は僕の突き棒との戦いに負けまいと無駄な抵抗をしている。
「それに、君の髪の毛の色はナチュラルだったんだ」
彼女も僕の脚がつながった部分に目を落とした。暖かく濡れた部分をさらにもう1センチ半、押し付けてくる。
「ええ、そうよ。・・・そう言うあなたも、縮れた髪の毛はナチュラルだったのね」
僕は彼女の目へと視線を戻した。また1センチ半、降りた。
「かなり、変な気持ちになってるんだけど・・・」
「どんな?」
「セクシャルって言っていいのか。そんな感じ。分かると思うけど、いま僕は両手で君のおっぱいを押さえているわけで・・・しかも君は僕の下腹部に座ってるし・・・」
「言いたい意味は分かるわ。確かに。もし、私が分別のない女だったら、まるで私は誰かとセックスしていると思ってしまうかもしれないわね。まあ確かに、男の人の固くなってるものが中に入ってきているようにも感じるけど・・・」
彼女は、そう言うといきなり強く僕の上に腰を降ろした。僕のアレが届く限りの最深部に入ってしまった。
「おっと、注意! 注意!」
「ええ、分かってるわ。注意してるわ。ちゃんと注意してないと、大変なことが起きちゃうもの。そうなったらルールが破られちゃうわ」
彼女は、今すでに僕のペニスが彼女のあそこの中、深いところを探っているという事実を完全に無視したがっている模様。なのに、彼女は軽く腰をバウンドさせ 始めた。最初はちょっとだけ。だが、時が経つに連れて、だんだん激しくなってくる。僕は彼女のおっぱいを押さえたままで、彼女はますます体を大きくバウン ドさせてきていた。そして、こんなことを言いだした。
「こんなこと、話すべきじゃないとは思うんだけど・・・でも、いま私たちセクシャルっぽいことを話題に話しをしてるわけだし、別にいいわよね。・・・何 かって言うと、私にとって、一番、焦らしで楽しいと感じられて、一番、私も興奮することなの。それ、どんなことだと思う?」
何だろう? 早く続きを言ってくれ。
「それはね、男の人が私の中でいきそうになる瞬間のこと。その瞬間は、私にははっきり分かるわ。だって、そういう時、男の人はいつも必ずと言っていいほ ど、何かわめいたり、唸ったり、そういう風になるもの。それに、中に入ってる物が熱くなって、ぴくぴく痙攣してくるのも感じられるもの。で、男の人がいっ ちゃうと、突然、中の全体が温かくなって、溢れる感じになるのよ。すっごくいい感じなの。ああ、主人が出張に出ているのが残念だわ。だって、今日はどうし てもやってもらいたくて我慢できそうにないんだもの」
「いや、君は今やってもらってるんだよ!」
僕は叫んでしまった。もう、してないフリなんかしてられない。
「バカなこと言わないで! 今はそうなっていないのは当たり前じゃない? もし仮に、いま大きな勃起が私のおまんこの中に入ったり出たりを繰り返しているっていうのが本当なら、私自身が、それに気づくはずじゃない?」
そう言いながら、まだバウンドを続けている。
「ああ、確かに、気づくはずだよね」
僕は他にどんな言い方ができただろう?
その時、彼女の中が熱くなってくるのを感じた。多分、いきそうになってるのだろう。彼女の肌が火照って赤みを帯びてきている。オルガスムがもうすぐそこまで来ているはず。僕は彼女のドレスの中に手を入れ、両手でしっかりと乳房を押さえた。
「ちょっと、伝えておかなくちゃいけないことがあるんだけど、いいかな? つまり、もし、僕が出しちゃったとして・・・いや、知ってるとは思うけど、ルー ルを守ってる、守ってないに関わらず、そういうことって、間違って起きちゃうことがあるわけで・・・で、その場合、僕はドバって、ものすごくいっぱい出し ちゃうよって、そういうことなんだ。熱くてどろっとしたのをいっぱい。分かるかなぁ?」
「ええ、まあ。間違いは、いつ起きてもおかしくないものだもの」
彼女は僕の目をまっすぐに見つめたまま、頭を少し後ろに倒した。で、それを受けて、僕のペニスは爆発して、熱いスペルマを彼女の狭いあそこの中に何発も撃 ち込んでいた。それとほとんど同時に、彼女は、その温かく火照った体を、灼熱の竜巻に変身させ、できる限りの激しさで上下にバウンドさせた。彼女は圧倒的 なオルガスムに叫び声を上げた。その声は、快感の波に襲われるたびにどんどん大きくなって、最後には絶叫に近いものになった。
それから何分か、2人ともそのまんまの姿勢で座ったまま、共に乱れた呼吸を取り戻そうとしていた。
ようやく彼女が言葉をかけてきた。
「あなた、まだ私のおっぱいに手をあてたままにしてるわよ。私のドレスを直そうとしてくれていたのよね? それとも、本当は、ただ触ろうとしているんじゃないの? 知ってると思うけど、ちゃんとルールがあるんだから!」
「おっと、ごめん! まったくその通りだ。ルールはルール」
とは言うものの、僕の顔には謝罪の表情は出ていなかったと思う。僕は、ドレスの中から優しく手を抜いて、おっぱいを生地の中に収めてあげた。これでオーケー。まあ、ちょっと時間をかけてしたかもしれないけど。
僕が彼女のドレスを直してあげてる間、彼女は僕の上に座ったままだった。それが終わり、彼女は腰を浮かせ、立ち上がった。彼女の膝ががくがくしていたのは誰の目にも明らか。
立ち上がりながら、彼女は僕の下腹部に目を落とした。すでに疲れてよれよれになった僕の分身が、トランクスのところにぐったり横たわっているのを見る。
「あら、まあ、なんと! 私のせいでこんなになっちゃったの? ごめんなさい。すごく汚れちゃってるし。ああ、これ、全部、私のせいだわ。私に何とかさせて」
恵はそう言うと、僕の股間に手を伸ばし、柔くなってるソーセージを握った。たった今、僕は人生で最も強烈なオルガスムを味わったばかりだったが、また また血液が僕のあそこに帰ってくるのを感じた。彼女は、しごきながら、少し体を後ろに移動し、そして床にひざまずいた。トップはやっぱり胸元がたっぷり開 いているわけで、おっぱいがすっかり見えている。彼女はそのまま僕の方ににじり寄ってきた。
「ああ、こんなにべとべとになってる。ちょっときれいにしてあげなきゃいけないわ」
彼女の唇を割って舌が伸びてきた。僕の分身の根元のところから舐め始め、そこについているスペルマとかを舐め取り始めた。すぐに肉茎に沿って上下に繰り返 し舐め始め、やがて全体を舐め始める。まるで、融けかかったアイスキャンディーを舐めるような勢いだ。一通り舐め終わると、今度は口を小さなOの文字に変 え、亀頭をすっぽりと唇の中に入れた。そして頭を降ろしてくる。肉棒の半分以上、彼女の口の中に入った。口の中、彼女の舌がせわしなく動き、小技ながらも 僕に魔法をかけてくる。そして、さらに頭を降ろしてきた。
亀頭が彼女の喉奥の壁に触れた。恵は少し咽た。にもかかわらず、一層強く頭を押し下げ、とうとう僕の根元まですっかり飲み込んでしまった。すでに僕の は再び大きくなっていたのである。彼女に吸われ続け、僕の腰の奥辺りで、再び、内部から圧迫されるような感覚が募ってくる。またいきそうだ。そしてその上 り坂を最後まで登りきりそうになりそうだと思った瞬間だった。彼女はいきなり頭を引っ込め、口から僕のペニスを全部出してしまったのだ。
「オーケー! これで、全部きれいになったわ!」 そう言って、立ち上がる。
「えええええ!!! ここまで来てやめちゃうのか?」
「ええ、もちろん。ずっと言ってきたはずよ。私は焦らすだけだって」
14年前